WindowsXP セキュリティーの脅威よりも先にこちらのほうが脅威?
さてみなさん。
このところ、ネットニュースでどこでも話題になっている、WindowsXPのサポート切れのお話です。
内容としてはどこも同じようなことをおっしゃっています。
セキュリティーリスクが云々かんぬん。
まだ、銀行ATMや一部自治体、はては国家単位でXPからの乗り換えが終了していないところも多数あるそうです。
あまりにも普及しすぎたWindowsXP、長く君臨してきたことが幸いしたのかとても安定した良いOSでした。
現在の状況について、もちろんセキュリティーリスクについても大きな問題なので気にしなくていいとは言いませんが、少なくても先日の最終更新から1ヶ月は今までと変わらない状況だと考えています。
だって、もともと月に一回ペースの自動更新でしょ?
それなら、先日の更新から1ヶ月は今までどおりの状況と考えていいはず。
では、そのあとのお話、確かに脆弱性(プログラムのミスや欠陥や仕様上の問題点)が見つかっても修正されないので脅威にはさらされます、
それをわかった上で、限られたWEBサイトのみ、限られたメールのみ使用であれば、あまりピリピリしすぎることはないかもしれません。
ただし、XPの継続利用に関しては自己責任です。
Microsoft Security Essentials(マイクロソフト謹製、無料セキュリティーソフト)のアップデートを2015年7月14日まで継続することを発表しました。
無料なので、いろんな方におすすめしていましたが、上記日以降は完全に丸裸になりますので、このへんも考慮して乗り換えのスケジュールを考えたほうがいいかもしれません。
その他にも、アプリケーションの対応がすこっしづつなくなっていきます。
まだ、明確にどのアプリケーションが動かないのかなどの情報は聞いていませんが、まずインターネットエクスプローラー(IE)の対応。
XPに対してはIE8が最終バージョンとなっています、その昔、Windows98のころ最終バージョンはIE6でした。
げんざい、IE6で安全に正常に閲覧できるWEBサイトがどれだけあるでしょうか?
同様の状態がこのあと想定されます、すでにGoogleではIE8は対応外となっています。
Googleのサポートポリシー
Google では Google Chrome の最新バージョンをサポートしています(ブラウザの新しいバージョンが検出されると自動的に更新さ れます)。Firefox、Internet Explorer、Safari の最新バージョンとその前のメジャー リリースが順次サポートされます。つまり、新バージョンがリリースされると、最新バージョンのサポートが開始され、同時に 2 世代前のバージョンのサポートが終了します。
ということは、IE9も対象外ですな。
その他、例えば、コンビニや本屋さんで買う年賀状ソフト付の素材集、ゲーム、ビジネスアプリケーション、フリーソフト、次第にXPでは動かないアプリケーションが増えていきます。
先の引用文のようにGoogleやDropBox、YahooBox、WEBメール、ネットショッピングのショッピングカートシステム。
これらのものがIE8で動かなくなれば、必然的にWindowsXpでは実用に耐えられなくなります。
セキュリティーの脅威よりも先にこちらのほうが脅威になるんじゃないですか?
というわけで、今回少し長くなりましたが、このブログを呼んでXPでもしばらく大丈夫じゃんって思って利用し続けて思わぬトラブルになっても私は責任はおえませんので、あくまでも自己責任でのご利用をお願いします。
ワイズファーム ヤナセでした。